「Adobe社の『InDesign』が,米Trio Systemsのデータベース・エンジン『C-Index』を使用しており,著作権侵害にあたる」と主張し,Trio社が訴えていた裁判で,米連邦地裁の判事が米国時間12月18日に,米Adobe Systemsに対するPreliminary Injunction Order(仮差し止め命令)に署名した。

 米国の法律事務所Gradstein, Luskin & Van Dalsemが同日明らかにしたもの。

 William J. Rea判事は,「Trio社に勝訴の可能性がある」との見方を示し,Adobe社に対し,C-Indexの入ったInDesignの販売を禁止し,未販売のInDesignを市場からすべて回収するよう命じた。

 これについて,Trio社の代理を務めるGradstein, Luskin & Van Dalsem社弁護士Henry Gradsteinは,「Adobe社は同社のオープン・ソフトウエア・プログラムに,Trio社が著作権を持つC-Indexを組み込み,サード・パーティ・ソフトウエア開発者がライセンスなしでC-Indexを利用できるようにした」と説明している。

 同氏によればAdobe社は,「InDesignにおけるC-Indexの使用はTrio社との契約に違反してはいない」と主張していたという。またGradstein, Luskin & Van Dalsem社によれば,今回の判決を受けてAdobe社は「仮差し止めにより,数100万ドルを損失するとともに,Adobe社の信用と評判に修復不可能なダメージを与える」などと反論しているという。

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