米Compaq Computerが米国時間1月7日に,2001年第4四半期業績予測の上方修正を発表した。同社が先に発表していた業績予測およびアナリスト予測を上回るという。売上高は80億ドルを超え,これによりに黒字転換を果たす見込みである。
なおCompaq社は,2001年10月23日に2001年第3四半期の決算を発表しており,売上高75億ドル,純損失4億9900万ドル(1株当たり損失0.17ドル)を報告していた。このとき同社会長兼CEOのMichael D. Capellas氏は,2001年第4四半期に業績見通しについて「売上高は76~78億ドル,1株当たり損失は0.03ドルを見込む」などと述べていた。
「これら(上方修正)は,Compaq社の業績が好調であること,Compaq社に確固とした勢いがあることを示している。私は従業員を誇りに思うと同時に,業務や顧客に重点を置いた彼らの継続的な取り組みを誇りとしている」(Michael D. Capellas氏)
Compaq社は2001年第4四半期と通年の決算発表を1月16日に行う予定である。
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