米IDCが米国時間1月9日に,「米国におけるAIP(Application Infrastructure Providers)の市場は2005年までに93億7000万ドル規模へ成長する」などとする予測分析を発表した。2000年の11億1000万ドルから9倍近くにまで増大するという。

 IDCの定義するAIPとは,「アウトソーシングや管理サービスなどを,インターネット・データ・センターから提供するプロバイダ」(IDC)。目的は,企業のコンピューティング・インフラを管理するために必要な,コンサルティング,統合,運営サービスを提供し,アプリケーションを効率的に利用できるようにすることである。通常より複雑なインフラを必要とする場合に有用なサービスという。

 2000年における,売上高ベースのAIP上位5社は次の通り。


・米EDS
・米IBM Global Services
・米Hewlett-Packard
・米USinternetworking(USi)
・米Totality

出典:IDC

 「AIP市場は現在,大きく変化している。業界で整理統合が進んでいるほか,他社との提携により提供サービスが拡充されている。また管理/アウトソーシング・サービスから,顧客の必要性に応じてサービスを提供する,“ユーティリティ・モデル”へと徐々に移行しているのが特徴だ」(IDC,Networked Infrastructure Management Services担当プログラム・マネージャの David Tapper氏)

 IBM Global Services社とEDS社が優勢な理由として同社は,安定した財政状況,大規模な資本投資,広範なエンド・ツー・エンドのサービス提供などを挙げている。また両社が実施しているシングル・ポイントでのユーザー対応,異種混合/ベンダー混在型環境のサポート,世界規模での展開,といった戦略も成功の重要な要因だという。

 AIP市場では今後,小規模企業や新興企業などの苦戦を強いられるプロバイダと,成功するプロバイダとで明暗が鮮明になるという。

 「少数の大手プロバイダが勢力を持つほか,ニッチ市場の攻略に成功したプロバイダが市場機会をつかむだろう」(Tapper氏)。

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