米Oracleの業務アプリケーション・スイート「E-Business Suite」が「Daily Business Close」機能に対応した。Oracle社がオランダのアムステルダムで現地時間時間1月16日に明らかにしたもの。

 Daily Business Closeとは,毎日の業務終了時にその日の決算などの業務情報を集計する機能。この機能の実現は,「大きな組織では情報を分散管理し,部門ごとにデータの自動処理を行うことから,事実上不可能とされていた」(Oracle社)。「一般的に業務情報の集計は四半期ごとに行うが,これでは状況に対応する適切なタイミングを逃してしまう」(同社)

 Oracle E-Business Suiteでは,すべての情報を一つのデータベースに保存することで業務処理の完全自動化を実現し,「全業務情報を毎日集計することが,初めて可能となる」(同社)という。その結果,「経営者は,組織全体の方針修正に必要な業務情報を毎日入手できる」(Oracle社アプリケーション開発担当上級副社長のRon Wohl氏)。

 Oracle E-Business Suiteの最新版には,構築済みの「Enterprise Portal」を用意する。これにより,組織内の20以上の部署/目的に応じてカスタム化した集計情報を,迅速に配信できるようになる。

 Oracle E-Business Suiteの基盤となるアーキテクチャは,「Oracle Information Architecture」である。単一のデータ・モデルを採用しており,異なる業務アプリケーションが同じデータ・レコードを参照して動作する。また,29カ国語のアプリケーションの同時動作が可能。

 Daily Business Closeは,同日から60日以内にOracle E-Business Suiteと共に出荷する。

 また,システム・インテグレータ,独立系ソフト・ベンダー(ISV),バーティカル市場アプリケーションISVなどのOracle社のパートナ・コミュティが,Information Architectureのサポートを行うという。

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