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 米Oracleが医療業界向けソフトウエアを手がける米NetForceを買収することで,Oracle社とNetForce社が同意に達した。両社が米国時間1月16日に発表したもの。買収作業は2002年1月25日頃に完了する予定。金額などの詳細は明らかにしていない。

 NetForce社はカリフォルニアに本社を置く会社。薬剤の監視/レポート・ソフトウエア「EventNet」の開発を手がけている。Oracle社はEventNetの技術を同社の医療データ管理システム「Oracle Clinical」に取り入れる予定である。

 製薬,生命科学,医療機器業界の企業は,製品の問題点に関する報告や有害事象(adverse event)を記録/追跡することを義務づけられている。EventNetは薬剤の有害事象に関する情報を集め,またそれが正確なものであるかを確認できる。また有害事象と自社製品との因果関係などを評価し,これらに関する報告書を作成できる。EventNetは電子報告書の標準仕様に完全準拠しているという

 なお有害事象とは,医療製品と直接関係ないと思われるものも含め,製品使用中あるいは使用後に起こった好ましくない事象のことを指す。「副作用」と異なり,因果関係が明らかになっていないものも含まれる。

 「NetForce社を買収することで,Oracle社の新薬開発/製品監視統合スイート製品を拡張できる。統合スイートを提供することで顧客は異なるシステム間で生じるデータのばらつきに悩む必要がなくなる」(Oracle社製品開発部門副社長のSohaib Abbasi氏)。

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