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 スウェーデンのEricssonが現地時間1月25日に,2001年第4四半期と2001年通年の決算を発表した。第4四半期の総売上高は585億クローナ(約54億7900万ドル)で,前期比25%増だが前年同期と比べて15%減少した。調整後の純損失は41億クローナ(約3億8400万ドル)。この数字には中南米事業の不振による費用17億クローナ(約1億5900万ドル)と,ソニーとの合弁企業Sony Ericsson Mobile Communicationsの損失7億クローナ(約6600万ドル)が含まれる。前年同期の調整後の純損失は15億クローナ(約1億4000万ドル)だった。

 経費削減を図るプログラム「Efficiency Program」は予定通り進んでおり,第4四半期は45億クローナ(約4億2100万ドル)のコスト節約を果たしたという。プログラム開始時の2001年3月に10万7300人だった従業員数は,2001年末時点で8万5200人になった。

 事業別でみた場合,システム部門は2001年の受注と売上高が前年から低下した。

 Mobile Systems部門はGSM分野が好調だった。GSM分野の売上高は第4四半期に7%減少したが,通年では9%増加した。GSM分野の受注は北米とアジア太平洋地域で増加しているが,西欧では振るわなかった。第4四半期における第2世代(2G)システム向けの受注は全体的に低下した。

 Multi-Service Networks部門は受注と売上高が激減した。しかし,次世代パケット・スイッチ装置が部分的に不振を補うかたちとなった。

 Sony Ericsson Mobile Communications(SEMC)社は,立ち上げ後最初の四半期の収支が14億クローナ(約1億3100万ドル)の純損失となった。SEMC社はソニーと折半出資のため,Ericsson社の負担は7億クローナとなる。携帯電話機の販売台数は680万台で,97億クローナ(約9億800万ドル)の売上高を創出した。

 その他の部門は第4四半期に売上高が4%増加した。調整後の営業損失は30億クローナ(約2億8100万ドル)。Defense部門は黒字だったが,Cables部門,Microelectronics部門,Enterprise Systems部門は赤字だった。

 2002年通年の見通しは2001年第3四半期決算時に発表したとおり,Mobile Systems部門の売上高が前年比で横這い~10%減とみる。「総売上高が前年比10%減の予測だが,営業利率は5%以上を目指す」(Ericsson社)

 2002年第1四半期の売上高は約400億クローナ(約37億4600万ドル)の見込み。Mobile Systems部門の売上高が低下し,とりわけMulti-Service Networks部門が不振との予測である。税引き前収支は2001年第1四半期とほぼ同様とみる。ちなみに同社の2001年第1四半期の業績は,売上高が前期比5%減の559億クローナ(55億5000万ドル:決算発表時のレートによる換算)で調整後の税引き前損失が49億クローナ(4億8700万ドル:決算発表時のレートによる換算)だった。

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