米Verizon Wirelessが米国時間1月28日に,1XRTT技術を利用した第3世代(3G)高速モバイル・ネットワーク「Express Network」の商用サービスを開始したことを発表した。同ネットワークにより,通常の音声通話はもちろん,インターネット・ブラウジング,ストリーミング・ビデオ,電子メールの送受信など,あらゆる無線通信の高速化が実現するという。企業向けアプリケーションにも対応しているため,モバイル社員の生産性と効率性も向上できる。

 Verizon Wireless社は,「3Gネットワークの商用サービスを米国で提供する最初の無線キャリアとなる」(Verizon Wireless社)。Express Networkのサービス対象地域は,バージニア州ノーフォークからメイン州ポートランドにまたがる米国北東部,シリコンバレーとサンフランシスコのベイエリアを含むカリフォルニア州北部,そして2002年オリンピック開催地のソルトレイク・シティである。Verizon Wireless社が提供する無線ネットワークの20%をカバーしており,530万人以上の米国ユーザー利用できる計算だ。

 ユーザーは,京セラの米国法人子会社Kyocera Wirelessの「Verizon Wireless 2235」ハンドセット(79.99ドル),もしくは米Sierra Wirelessの「AirCard 555 PC」カード(299.99ドル)をノート・パソコンやPDAに装着して無線ネットワークにアクセスできる。Verizon Wireless 2235をノート・パソコンのモデムとして利用するには,別売りの「Mobile Office」キットを併用する。

 Express Networkの平均データ転送速度は40~60kbpsで,パソコンによるダイヤルアップ接続に匹敵する。最高で144kbpsのデータ転送が可能だという。

 Express Networkの利用料金は月額30ドル。Verizon Wireless社のサービス利用者で,月額35ドル以上のプランに加入しているユーザーが対象となる。

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