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 米Adobe SystemsがカナダのAccelioを買収することで両社が合意に達した。Adobe社が米国時間2月1日に明らかにしたもの。Accelio社は,電子文書のWWW対応ソリューションを提供するソフトウエア会社。電子文書に対応した業務プロセス管理を支援する。「Accelio社の電子文書ソリューションをAdobe社の“Adobe Acrobat”および“Adobe Portable Document Format(PDF)”と組み合わせることで,Adobe社の“ePaper”ソリューション事業を迅速に拡大できる」(Adobe社)

 Adobe社の普通株式7200万ドル(同日の終値換算)をAccelio社の全株式と交換することで買収を行う。この交換比率により,Accelio社の株式の価格は完全希薄化後で約4.50カナダ・ドル(2.83米ドル)に相当することとなる。Adobe社は,買収に伴う経費が最終的に1200万ドルから1500万ドルになると見込んでいる。

 Accelio社の事業はAdobe社に統合される予定である。

 なお,カナダOpen Textは現金4280万ドルを提示してAccelio社の買収を申し出ていたが,Accelio社は2001年12月にこれを拒否していた。

 この買収の発表に合わせ,Adobe社は2002会計年度(2001年12月~2002年11月)の運営目標を明らかにした。それによると,粗利率は約92%で,買収前に予測した93%から減少する。営業利益率は27%で,買収前の目標である28%から同じく減少。完全希薄化後の株式数は,約200万株に増加する。

 また買収の結果,一時的な費用を除いた希薄化後の1株当り利益を,約2セントと見積る。2002会計年度の売上高は,買収により3000万ドルから3500万ドル増加させる目標を立てている。

 買収作業は,2002年3月後半にも完了する予定という。

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