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 米Microsoftと米SpeechWorks Internationalは米国時間2月4日,音声技術の普及促進に関して提携した。アリゾナ州スコットデールで開催された技術者会議,Telephony Voice User Interfaceで両社が明らかにしたもの。

 提携の目的は「音声対応Webアプリケーション/サービスの開発促進」(両社)。「Microsoft社とSpeechWorks社の音声技術を数百万の開発者に利用可能にし,これらアプリケーションとサービスを迅速かつ容易に開発できるうようにする」(両社)

 両社は技術開発に関しても協力する。開発する技術は,音声処理向け拡張タグ仕様「SALT(Speech Application Language Tags)」をベースとする。

 これにより,WebサービスやWebアプリケーションにおいて,音声を入出力のメディアとして扱えるようにし,「携帯電話や無線対応のPDA,タブレットPCといった機器を介してWebアプリケーション/サービスにアクセスできるようにする」(両社)。なおSALTに関しては,2001年10月15日にMicrosoft社,SpeechWorks社,米Cisco Systems,米Intelなどが,標準化団体「SALT Forum」を発足させている

 今回のMicrosoft社との提携で,SpeechWorks社はMicrosoft社が現在開発中である.NET音声プラットフォームの指定ISVに任命された。またSpeechWorks社は,自社の音声技術をSALTに対応させるほか,自社技術と.NET音声プラットフォームとの統合も図っていく。

 この提携で,開発者はSpeechWorks社の技術にアクセスできるようになるという。これには,SpeechWorks社のテキスト読み上げエンジン「Speechify」が含まれる。なおMicrosoft社はすでにSpeechifyのライセンス供与を受けている

 このほかSpeechWorks社は,同社の音声認識ソフト「OpenSpeech Recognizer」とSpeechifyをMicrosoft社の音声APIの最新版「SAPI 5.1」に対応させる。まず手始めにOpenSpeechの八つの会話(プロンプト)モジュールをMicrosoft社のプラットフォームに対応させるという。

 さらにSpeechWorks社は,.NET音声プラットフォームのマーケティングやサービスに関してもMicroosoft社に協力する。両社は,テレフォニやマルチモーダル・アプリケーションの開発/展開,開発者向け教育プログラムの開発/実施に関しても協力していくという。

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