米Sun Microsystemsが米国時間2月6日に,総合開発プラットフォーム「Java 2 Platform, Standard Edition(J2SE)version 1.4」をリリースした。複数のプラットフォームで,エンタープライズ・クラスのアプリケーションとサービスを迅速に開発/展開できるという。「J2SE version 1.4により,これまで以上に要求の厳しい業務アプリケーションが,より簡単に,そして短期間で開発可能となる」(Sun社)。

 J2SEは,クライアント・アプレット/アプリケーション,サーバー・アプリケーションなど,さまざまな形式のソフトウエアを開発するためのプラットフォーム。「Java 2 Platform, Micro Edition(J2ME)」技術をベースに,「Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)」の機能を実装して強化した。

 J2SE version 1.4は,「Java Community Process(JCP)」が初めて開発したJ2SEであるという。JCPは,Java技術仕様と,実装参照や互換性キット関連技術の開発を目的とする業界団体。

 「J2SE version 1.4は,企業におけるスケーラビリティと,Javaの処理性能を特に強化した」(Sun社)。同社はSPECjbb2000(Java Business Benchmark)を使い,version 1.4の性能をテストしている。それによると,サーバー・サイドのJava処理性能を測定するStandard Performance Evaluation Corporationのベンチマークが,version 1.4はJ2SE version 1.3.1から58%向上したという。

 さらに,Javaクライアント・アプリケーションの処理性能も大きく向上しているという。「Swingベースのアプレットとアプリケーションにおいて,GUIの応答性が平均40%改善された」(Sun社)

 J2SE version 1.4の主な特徴は次の通り。

  • J2SEの旧版と完全互換
  • SSL,LDAP,CORBAなどの業界標準技術への対応を強化
  • XMLや高度な認証機能,一連のセキュリティ・サービスにネイティブで対応。また,標準規格ベースで相互運用可能なWebアプリケーション/サービスに対応
  • 「Java Web Services Developer Pack」との統合により,Webサービスの構築,テスト,展開に対応
  • 「Java 2DT」グラフィック性能の向上,国際化対応の強化,Windows XP対応

 なおJ2SE version 1.4は,Sun社のWWWサイトから無料でダウンロードできる。

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