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 米Hewlett-Packard(HP)が米国時間2月13日に,2001年11月~2002年1月期の決算を発表した。売上高は114億ドルで前期(2001年8月~10月)の109億ドルと比べて5%増加。前年同期(2000年11月~2001年1月期)の124億ドルから8%減少した。一時的な費用を除いた場合,当期における希薄化後の1株当たり利益は29セントで,前期の19セントから増加。前年同期は41セントだった。

 一時的な費用を除いた場合の粗利率は前期の25.7%から26.9%に上昇した。

 一時的な費用を含めたGAAPベースでは,希薄化後の1株当たり利益は25セントとなる。前年同期の同条件の1株当たり利益はは20セントだった。

 「我々は,世界的な経済低迷と業界の急変という2つの課題に直面している。技術の発展により,顧客の要求が変化し,競争が激化している。こうした厳しい状況の中,我が社は前期に比べて総売上高を伸ばすことができた。消費者向けと企業向けパソコン,デジタル・イメージング製品をはじめ,アウトソーシングが好調だった。イメージ処理と出力製品,組み込みおよび個人向けシステム,ITサービス事業で大幅に利益率が回復した」(HP社会長兼CEOのCarly Fiorina氏)

 事業別にみた場合,イメージ処理および出力事業(出力ハードウエア,デジタル・イメージング装置,関連用品)の売上高は前期比2%増,前年同期比2%減となった。デジタルカメラと写真プリンタの売上高は前期と比べて30%増加,前年同期から34%も増加した。スキャナは前期比21%増だが,前年同期と比べて17%減少した。企業向けプリンタは前期比2%増,前年同期比4%減。家庭向けプリンタは前期比2%減,前年同期比23%減となった。

 コンピューティング・システム事業(ワークステーション,UNIXおよびIA-32サーバー,ストレージ,ソフトウエア)の売上高は,前期と比べて4%減少。前年同期からは21%低下した。UNIXサーバーの売上高は前期比7%減,前年同期比21%減。IA-32の売上高は前期から横這い,前年同期と比べて21%減少した。ストレージは前期比4%減,前年同期比13%減だった。ソフトウエアは前期比3%減,前年同期比18%減となった。

 組み込みおよび個人向けシステム事業(企業向けデスクトップ・パソコン,家庭向けパソコン,ノート・パソコン,スマート・ハンドヘルドやDVD+RWドライブなどの個人向け製品)は,売上高が前期比22%増加。しかし前年同期からは13%減少した。企業向けデスクトップ・パソコンは前期比11%増加,前年同期比15%減少。消費者向けパソコンは前期から53%も成長したが,前年同期と比べると10%減となる。ノート・パソコンは前期比4%増,前年同期比7%増だった。

 ITサービス事業(サポート,アウトソーシング,コンサルティング・サービス)の売上高は前期比1%増加。前年同期比では2%増となった。サポートの売上高は前期から横ばいで,前年同期と比べて5%増加。アウトソーシングは前期比16%増,前年同期から31%も増加した。コンサルティングは前期比2%減,前年同期比13%減だった。

 ちなみに,同社は2月4日に2001年11月~2002年1月期の業績の上方修正を発表している。

 またHP社は,2002年2月~4月期の売上高が当期と比べて若干減少するとの見込みを明らかにした。粗利率と経費はほぼ横這いとみる。

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