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 東芝と米MIPS Technologiesが現地時間2月19日に,次世代64ビットRISC型マイクロプロセサの共同開発で提携を結んだと発表した。MIPS社のプロセサ・コア「Amethyst」(開発コード名)をベースにして,東芝の「TX99」プロセサを開発する。

 TX99は車載装置,オフィス・オートメーション,家庭用マルチメディア・ゲートウエイ,消費者向けデジタル製品,ネットワーキングなど,コストや消費電力が重要視される組み込みアプリケーションに向ける。

 東芝セミコンダクター社Microprocessor部門ジェネラル・マネージャのToshinori Moriyasu氏は,「TX99製品には,『MIPS-3D ASE(Application Specific Extension)』機能を盛り込む。これにより,将来の消費者向けデジタル製品におけるマルチメディア処理を効率化する。また,動作周波数1GHzを越える性能を目指す」と説明した。

 なお,東芝の米国法人Toshiba America Electronic Componentsの子会社であるArTile Microsystems社も開発に協力する。

 「システム設計者はライセンス可能なIPとしてAmethystコアを利用できる。0.1μmルール以降の製造技術に向ける。AmethystコアはMIPS社の32ビット・アーキテクチャおよびコアと互換性を持つため,64ビットへのスムーズな移行が可能」(MIPS社worldwide field operations部門バイス・プレジデントのDerek Meyer氏)

 開発ツールとアプリケーション・ソフトウエアは,カナダAlgorithmics,米Green Hills Software,米Mentor Graphics, 米Microsoft,米MontaVista Software,米Red Hat,米Wind Riverなどからリリースされる予定である。

 東芝は,最初のTX99製品を2003年第1四半期に出荷する。また,TX99をベースにした汎用マイクロプロセサを2003年末までに市場に投入する計画である。

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