米Micrologic Researchが米国時間2月19日に,世界の携帯電話機市場に関する予測分析を発表した。それによると市場は2002年に大きな伸びを示し,世界の携帯電話機販売台数が4億6200万台に達するという。2001年の販売台数は,2000年の4億300万台をやや下回る3億8700万台だった。

 Micrologic Research社の予測が他社の販売台数予測より約10%多い点について,予測分析を行った同社のJack Quinn氏は「他社予測はあまりにも控えめで,ハンドセット・サプライヤは容易に目標を達成することになる」と指摘した。「2001年に,多くの携帯電話ユーザーは不景気から機種のアップグレードを見送ったが,いつまでも先送りにするはずはない」(同氏)

 世界における携帯電話加入者数の推移をみると,2000年は2億5100万人増,2001年は2億5500万人増だった。とりわけ,携帯電話機の普及率が低いアジアの伸びが著しかった。次いで米大陸が続き,飽和状態の西欧市場は停滞した。

 新規加入者によって増加した携帯電話機販売台数は,買い替え市場の鈍化によって相殺された。既存の加入者が携帯電話機を毎年買い替えるという従来の購買パターンが崩れた。

 今後も携帯電話機の普及率が低いアジア市場が,加入者数と高度な携帯電話技術の導入において,市場を牽引する見通しだ。中国は2001年に米国を抜いて,世界最大の携帯電話機市場へと成長した。韓国は世界最速の携帯電話システムを全国的に導入しており,日本は第3世代のW-CDMAシステム技術を限定的に試用している。

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