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 セキュリティとプライバシ関連のソフトウエアを提供するカナダのZero-Knowledge Systems社はPlatform for Privacy Preferences(P3P)への対応分析ツールのベータ版を現地時間3月5日から公開し始めた。これはWebベースのツールで「P3P Analyzer」と呼ぶ。P3PはWebサイトのプライバシ保護プロジェクトである。

 同ツールは,無償のベータ試行版として提供され,Webサイト上(http://p3p.zeroknowledge.com)で利用できる。同ツールにより,企業のプライバシ担当者は自社のWebサイトのP3Pへの対応度を容易にテストできる。ソフトウエアのダウンロードまたはインストールは必要ない。

 企業は,米MicrosoftがInternet Explorer(IE)6に搭載するプライバシ保護機能であるP3Pに自社のWebサイトを対応させるように取り組んでいる。IE6のデフォルト・プライバシ設定に適応する方法でP3Pを実装していないサイトは,機能しなかったりサードパーティのクッキーを受け付けないため,Webサイトの有用性と価値を低下させる。

 「P3P Analyzer」は,選択したサイトのURLをスキャンしてP3P Compact Policyを確認する。そしてその使用状況とIE6への対応レベルを報告する。またプライバシ担当者は,同ツールを使い定期的にサイトのチェックを行うとともに他社サイトのベンチマーキングにも使用できる。

 「P3P Analyzer」によりプライバシ担当者は次の事項を確認できる。
・サイトのIE6のデフォルト・プライバシ設定への対応
・IE6においてどのプライバシ・レベルの設定でサイトが機能しなくなるか
・自社のサイトと他社サイトの比較

 P3Pは,XMLベースの言語でWebサイトが収集する個人情報の内容や使用状況についてユーザーに公開する仕組みである。P3Pに対応したWebブラウザを使用すると,P3Pポリシーの内容を確認できる。

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