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 米国の代理投票コンサルティング会社Institutional Shareholder Services(ISS)が米Hewlett-Packard(HP)と米Compaq Computerの合併案を支持するようHP社株主に勧告する内容の発言を行ったことに対して,Walter Hewlett氏とHP社が米国時間3月5日に,それぞれコメントを発表した。

 Walter Hewlett氏はHP社の共同創業者の一人である故William Hewlett氏の長男で,HP社の役員も務める人物。

 同氏は,「ISS社の判断に強く反対する。ISSは米Hewlett-Packard(HP)と米Compaq Computerの合併が株主価値を損なわせるというポイントを見逃している」と非難し,「ISS社の多くの顧客は合併による財務および戦略的影響を自主的に査定するという。合併案にメリットがないことから,おそらく彼らは反対票を投じるだろう」と語った。

 また同氏は,「ISS社は経営幹部を支援する傾向にあり,役員会は正しいという一般的な仮定を持ち出している。しかし,こうした仮定は明らかに疑問視するべきだ」と述べた。

 一方,HP社会長兼CEOのCarly Fiorina氏は,「ISS社が合併における戦略的/経済的論理を理解し,HP社とCompaq社役員会による徹底した検証を認めてくれたことを嬉しく思う。ISSの判断は,合併がHP社株主に最大の価値をもたらすという我々の信念を裏付けるものだ」とのコメントを発表した。

 なお,HP社は3月19日太平洋標準時間午前8時,Compaq社は3月20日中部標準時午後2時に臨時株主会議を開催し,両社合併案の株主投票を行う予定である。

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[www.prnewswire.comに掲載の発表資料(Walter Hewlett氏のコメント)]
[www.hp.comに掲載の発表資料(HP社のコメント)]