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 「Walter B. Hewlett氏は米Hewlett-Packard(HP)と米Compaq Computerの合併案に対し,4カ月間にわたって反対の意を表明している。しかし重要な疑問についてはいまだに明らかにしていない」---HP社は米国時間3月12日,Hewlett氏に向けた質問を公開した。

 Walter B. Hewlett氏はHP社の共同創業者の1人である故William Hewlett氏の長男であり,HP社の役員も務める人物である。

 質問は以下の内容を含む10項目におよぶ。

・合併によるコスト削減を実行することなく,HP社の利ざやを倍増し,Hewlett氏が見込む14ドル~17ドルの株価を保証できる明確な方法は何か?

・Compaq社が過去半年間,1年間,3年間,HP社より株価収益率が高かったからといって,Compaq社との合併がHP社の株価収益率を大幅に引き下げるという明確な理由は何か?

・Hewlett氏の言う“利益率向上を目的としたパソコン事業の再編”とは,具体的に何か? それにはどれほどの人員削減が必要になるか?

・IPS事業をHP社のコンピューティングおよびネットワーキング事業と切り離して,デジタル・パブリッシングとデジタル画像処理の分野で成功するための明確な方法は何か?

・エンド・ツー・エンド・ソリューションへの顧客の高まる需要に応える能力を維持したまま,HP社の企業向けコンピューティング事業の利益率を回復する明確な方法は何か?

・Lew Platt氏とCEO職復帰について話し合ったことがあるか? Platt氏には具体的にどのような提案をしたのか? いかなる権限でそのような判断をしたのか?

 元HP社CEOであるPlatt氏については,「Hewlett氏が現CEOのCarly Fiorina氏に代わり,Platt氏を採用しようとしている」との記事が「Financial Times」誌とそのオンライン・サイト「FT.COM」に掲載された。HP社はそれに対し,「明らかに誤報である」と述べ,Hewlett氏を「役員としての責任を無視した乱暴であつかましい行動だ」と非難するコメントを3月2日に発表している。

 ちなみにHewlett氏は,投資家会議を同日午後開催することを明らかにした。同氏は会議でHP社とCompaq社の合併案について反対意見を論じる予定である。

 なお,両社の株主投票は,HP社が3月19日太平洋標準時間午前8時,Compaq社が3月20日中部標準時午後2時に臨時株主会議で実施する。

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[www.hp.comに掲載の発表資料]
[www.prnewswire.comに掲載の発表資料]