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 米Kasennaが米国時間4月5日に,米Sun Microsystemsから戦略的投資を受けると発表した。Kasenna社は,オープンなシステムに向けたソフトウエア・ベースのビデオ・オンデマンド(VOD)プラットフォームを開発している企業である。なお両社とも,具体的な投資金額などについては明らかにしていない。

 これについて,Sun社戦略投資担当副社長のBrian Sutphin氏は,「ネットワーク接続がモバイル機器,ゲーム端末,セット・トップ・ボックスなどに広がることで,インタラクティブなエンタテインメントやデータ・サービスに対する消費者の需要が大きく増加している」と説明する。

 「Kasenna社のソフトウエア技術と,Sun社のサーバーおよびストレージ・プラットフォームを組み合わせることで,ケーブル・プロバイダやその顧客へのVODサービス提供を支援する」(同氏)

 Kasenna社のソフトウエア技術は,IPネットワーク(光ファイバと同軸ケーブルを組み合わせた)およびHFCネットワーク上で,VODアプリケーション用高品質ビデオ/オーディオの取得/管理/配信を可能とするための中核となる機能を提供する。

 現在同社のIP製品には,Sun社のハードウエア上で動作可能な「MediaBase XMP」プラットフォームがある。さらに同社は今後Sun社とともに,「Sun Media Appliance Platform」の運営を行うという。これは,「インタラクティブ・テレビ/VOD/ビデオ・ネットワーキング市場向けに,すぐに利用可能な構成のSun社製システムと,マルチベンダーによるオープンなインタフェースを利用した「iForce」パートナ・ソリューションをセットにしたもの」(Kasenna社)。

 なおKasenna社の会長兼CEOのMark Gray氏によれば「Sun社の投資は,VOD市場の成長と可能性を明確に示すもの」という。「IPやブロードバンド,ケーブル,無線などにおいて顧客は現在,Sun社が提供するような業界標準ハードウエアを使ったシステムを求めている」(同氏)

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