PR

 日立製作所とスウェーデンC Technologies ABの子会社Anoto ABが4月16日に,電子ペンを用いたソリューションを企業や政府機関向けに共同開発することで提携を結んだと発表した。

 電子ペン技術は,ペン本体とドット・パターンを印刷した用紙を用いて,文字情報を得る仕組みである。まず,通常のペンを使う場合と同じように,用紙に文字を書く。そして,用紙に印刷されたドット・パターンと書かれた文字を装置に読み込ませることで,用紙上の文字情報を認識させることが可能となる。この技術を使えば,紙に書いた手書き文字の情報を,パソコンや携帯電話,PDAなどに転送できる。

 日立とAnoto社は既存の電子ペン用インフラ「Global Paper Look-up Service(GPLS)」を利用して,企業および政府機関向けサービス・インフラ「Enterprise Paper Look-up Service(EPLS)」を共同で開発する。Anoto社の電子ペン技術と日立の電子政府分野におけるノウハウを持ち寄る。

 EPLSインフラ製品はAnoto社が所有権を持ち,Anoto社パートナ企業がマーケティングと販売を行う。日立はまず日本市場から総合ソリューションのマーケティングと販売を開始する。2002年4月に共同開発作業を開始し,2003年の製造および販売を目指すとしている。

 企業や電子政府分野のほか,金融,医療,アミューズメント分野での利用も視野に入れる。

◎関連記事
米マイクロソフトが電子ペン技術のアノトと提携,.NETで利用可能に
エリクソンが電子ペン“Chatpen"を開発,Bluetoothと携帯電話でデータ送信
米マイクロソフトのペン入力「Tablet PC」にCrusoe,米コンパックはマシン開発中
米IBMがノートパッド付きノートPC「ThinkPad TransNote」,Pen IIIで2999ドル
紙のように薄くて軽い“電子ぺーパー",蘭フィリップスがPDA向け試作機
紙のように薄くて軽い“電子ぺーパー",米イーインクが12.1インチの新版公開

[発表資料へ]