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 フィンランドのNokiaが現地時間4月18日に,2002年第1四半期の決算を発表した。同期の売上高は70億1400万ユーロで,前年同期の80億700万ユーロに比べて12%減となった。営業利益率(Pro formaベース)は,前年同期の14億4000万ユーロに対し12億8600万ユーロで,営業利益率は18.3%だった。営業権の譲渡による調整は5200万ユーロ。国際会計基準による純利益は8億6300万ユーロ,前年同期の9億7500万ユーロに比べ約12%減となった。希薄化後の1株当たり純利益は0.18ユーロ,前年同期は0.20ユーロだった。

 2002年第1四半期の営業利益を事業部別でみた場合,Nokia Mobile Phonesは,11億8700万ユーロ,営業利益率21.8%で横ばいとなっている。Nokia Networksが前年同期と比べて65%減,Ventures Organizationの営業損失は3500万ユーロで,前年同期の損失1億3000万ドルから回復している。

 同期のNokia Mobile Phonesの売上高は,前年同期から7%減少している。アジア太平洋地域で成長したものの,欧州と北中南米での売上高の低さによるものだと説明している。Nokia Networksの売上高は前年より29%落ち込んでいる。米国で強い成長をみせたが,中国と欧州における第2世代への投資が予測よりも低かったことを反映しているという。

 2002年第1四半期の業績について同社会長兼CEOのJorma Ollila氏は,「中国と欧州での第2世代ネットワーク・インフラへの投資が予測よりも低く,Nokia Networksの販売目標を達成できなかった。第3世代への移行は,同年後半におけるネットワーク事業の売上高にポジティブな影響を与える。モバイル・インフラに関しては,市場で35%のシェア獲得の目標に向けて順調に進んでいる」と自信を示している。

 また同年第2四半期の予測として,同社はグループ全体で前年同期比2~7%(Nokia Mobile Phonesが5~10%,Nokia Networksが-10~-5%)の成長を見込んでいる。また同年後半には,全体の販売高が15%以上成長を見せ,年間の販売成長率は,4%~9%(Nokia Mobile Phonesで5~10%,Nokia Networksで0%~5%)に上ると予測される。また1株当たり利益は希薄後で0.18から0.20ユーロ,通年では0.83ユーロになると予測している。

 なお同社は,6月11日に同社業績の中間発表を行う予定。

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