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 フランスのVivendi UniversalとフランスのThomson multimediaが現地時間4月19日に,デジタル・メディアに関して戦略的提携を結んだと発表した。両社はデジタル・メディアのマーケティングと著作権の保護で協力体制を敷く。

 「Strategic Partnership」と呼ぶこの提携は,10カ月にわたる協議の結果合意に至ったもの。Strategic Partnershipでは,監視委員会「Strategic Partnership Committee」を結成する。Vivendi社会長兼CEOのJean-Marie Messier氏とThomson社会長兼CEOのThierry Breton氏が委員会会長を務め,3年にわたり四半期ごとに会議を設ける。

 Strategic Partnershipは主に以下の3つの内容から成る。

・複製防止:両社は著作権の問題,とりわけコンテンツ使用に関する標準化団体の活動において協力する。「従来この分野で対立していたコンテンツ制作企業と技術企業の協力は,これが世界で初めてとなる」(両社)

・広帯域接続向け製品:両社は既存の関係を強化し,Thomson社が「Canal +」向けセットトップ・ボックスの推奨サプライヤとなる。

・ビデオ・サービス:Thomson社がUniversal社に映像処理サービスや家庭向けエンターテインメント・サービスを提供する。両社は新たなビデオ・オンデマンド技術のテストを共同で行う。携帯電話機向けマルチメディアのテストも含まれる。

 今回発表した提携により,Vivendi社は年間5000万ドル以上の事業コスト節約を見込んでおり,一方Thomson社は,年間で5億ドル以上の売り上げ創出を期待している。

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