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 米AOL Time Warnerが米国時間4月24日に,2002年第1四半期の決算を発表した。売上高は98億ドルで前年同期と比べて4%増加。米財務会計基準書(FAS)142号を適用する前の純損失は100万ドル(税引き前経常外損失6億8800万ドルを含む)で,1株当たりの損益はゼロ。前年同期の純損失は14億ドル(税引き前経常外損失6億9100万ドルや営業権の償却費用約18億ドルを含む)で1株当たり損失は31セントだった。

 FAS142号を適用した場合の純損失は542億ドルで,1株当たり損失は12ドル25セントとなる。

 会員による収入は前年同期比14%増の47億ドルに達した。コンテンツなどの収入は32億ドルでほぼ横ばい。広告やコマースなどの収入は13%減の18億ドルだった。

 EBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は20億5000万ドルで,前年同期の19億8000万ドルと比べて3%増加した。EBITDA率は21%で,前年同期と比べて横ばい。

 事業別にみると,米America Online(AOL)の売上高は前年同期と比べて横這いの23億ドル。ケーブル事業は同19%増の20億ドル。フィルム・エンタテインメント事業は同3%減の21億ドル,ネットワーク事業は同5%増の18億ドルだった。音楽事業は9億ドルで同5%増加。出版事業は同3%増加し11億ドルとなった。

 AOLサービスでは当期に140万人の新規会員を獲得。総会員数は3460万人に達し,前年同期と比べて580万人増加した。会員の内訳は,米国が2610万人,欧州が590万人,その他の地域が260万人となっている。米国AOL会員のサービス利用時間は1日当たり平均71分だった。

 AOL社は現在,高速広帯域サービス「AOL High Speed Broadband」をAOL Time Warner社傘下のTime Warner Cable社がカバーする30市場で展開しているが,今夏の終わりまでに残りの9市場でもサービスを開始する予定である。

 また同社は今後の見通しについても明らかにした。2002年通年では,オンライン広告事業の不振が続くため,売上高が前年比5~8%増,EBITDAが5~9%増にとどまるとみる。2002年第2四半期の売上高は前年同期と比べて1桁台半ばの伸び,EBITDAは横ばいとの見通しである。

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