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 米Quantumが米国時間1月24日に,2002会計年度通年と2002年1~3月期(同会計年度第4四半期)の決算を発表した。通年の収益は11億ドル,pro formaベースの総利益は2200万ドルで,希薄化後の1株当たり利益は14セントだった。この数値には,ハード・ディスク事業の売却による純益1億2500万ドル,売却に関わる経費,リストラ経費などは含まれていない。GAAP(会計原則)ベースの純利益は4600万ドル,希薄化後の1株当たり利益は30セントだった。

 同年第4四半期における総利益は2億4300万ドルだった。pro formaベースの総損失は2億4300万ドルで,希薄化後の1株当たり損失は14セントだった。GAAPベースでは,1800万ドルで希薄化後の1株当たり損失は11セントだった。

 テープ・メディアとサービスからの収益が引き続き好調となっている。2002年通年では,同部門で4億5800万ドルの収益を上げている。また第4四半期においては,1億1500万ドルになっており,同期における同社の総収益の45%以上を占めている。

 NAS製品,システム・レベルのデータ保護製品,サービスを提供するStorage Solutions Groupの売上高は多少増加して6600万ドルを越えた。企業ライブラリの新製品を組み合わせた同期の売上高は,前期から13%増加した。またNAS製品はインストール・ベースで10万ユニットを出荷しており,年間ベースで65%以上増加している。

 またDLTtape Groupにおける同期の売上高は,テープ・ドライブからの8500万ドルとテープ・メディアからの9800万ドルを合わせて,1億8300万ドルだった。同期におけるテープ・ドライブの出荷数では,Super DLTtapeメディア・カートリッジが100万個以上出荷された。同社は,同製品ラインを増強することで同市場における優位の促進を狙っている。

 同社は,新しい会計年度に突入するに当たり,短期的なIT支出の弱さに引き続き影響を受けるとしながらも「第4四半期に市場に投入した新製品が売上高に貢献し始める」としている。また新製品の投入により,粗収益は前期から多少減少するが,第1四半期の収益は2億3000万~2億4500万ドルを見込んでいる。また経営経費は8000万ドル半ばで,pro formaの損失は1株当たり3~6セントになると予測している。

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