米IBMはオープンな技術を利用した包括的プラットフォーム「eServer Integrated Platform for e-business」を発表した。Linux上でeビジネス・ソリューションの導入を迅速/容易に行うためのプラットフォームで,中小企業(SMB)用である。同社が米国時間5月9日にDeveloperWorksLive!の会場で明らかにしたもの。

 eServer Integrated Platform for e-businessは当初,ドイツSuSEの「Linux Enterprise Server」に対応する。対象とするIBM社製ハードウエア/ソフトウエアは以下の通り。

・「eServer x300」「同x330」「同x360」
・「WebSphere Application Server」
・「DB2」

 「中小企業は複数のシステムを簡単に統合するため,オープンな標準技術をベースにした統合ソリューションを構築している。そして中小企業はこの作業をパートナ企業に依頼している。今回発表したプラットフォームにより,当社のパートナ企業は中小企業に対し,Linux,Java,米Intel製のシステム,Webサービスに接続できる完全なプラットフォームを納入できるようになる」(IBM社Linuxサーバー担当副社長のRichard Michos氏)

 同プラットフォームでは,さまざまな業界向けのJavaアプリケーションをサポートする。その範囲は,金融,小売,電子商取引,電気通信,流通,製造業と広範に及ぶ。当初これらを提供する独立系ソフトウエア・ベンダーには,eOneGroup社,Selectica社,Marcole社,米Rational Softwareなどがある。

 なおeServer Integrated Platform for e-businessは,IBM社のマーケティング・プログラム「Start Now」と組み合わせて展開する。このプログラムは,同社のパートナ企業に対し,中小企業顧客に効率よく提案を行うために必要な各種の資料/ツールを提供するというもの。これら資料/ツールには,マーケティング資料,販売ツール,導入マニュアルがある。

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