米Hewlett-Packard(HP)とフィンランドのNokiaはフランスで現地時間5月13日に,共同のQoS(Quality of Service)ソリューションを発表した。モバイル事業者やサービス・プロバイダ用である。フランスのニースで開催された展示会「TeleManagement World」で明らかにしたもの。

 両社の技術,ソフトウエア,コンサルティング・サービスを組み合わせた共同ソリューションにより,サービス・プロバイダは音声およびデータ・インフラを一元的に把握することが可能。「運用コストを削減すると同時に,サービス品質を向上し,顧客満足度を高めることができる」(両社)としている。

 両社による共同ソリューションでは,Nokia社のモバイル通信管理向け集中型運用システム「NetAct Framework」と,HP社のサービス管理製品スイート「OpenView」をベースにした統合サービス管理ソリューションを用いる。さまざまなIT環境にわたるサービスとインフラの状態を監視,制御,報告する。その結果,「ネットワーク,システム,アプリケーション,インターネットなどのあらゆるサービス環境において機能を維持することができる」(両社)としている。同ソリューションは,サービス・プロバイダの個々の要求に合わせてサービス・レベルを設定することが可能。

 「サービス・プロバイダが従来の第2世代(2G)ネットワークから第3世代(3G)ネットワークに移行するにつれ,双方が混じり合った環境を管理するための包括的なソリューションが不可欠となっている。HP社とNokia社の共同ソリューションにより,サービス・プロバイダは音声サービスのみの管理から,音声とデータ・サービスの管理へと迅速に移行できる」(両社)

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[発表資料(HP社)]
[発表資料(Nokia社)]