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 NEC(本社:東京都港区)は5月16日に,半導体事業の分社化を含むNECグループの再編計画を明らかにした。

 同社は再編計画の主な目的として,次の三つの項目を挙げた。すなわち,(1)NECの事業分野を大きく二つに分割し,各々に経営資源を集中する,(2)半導体事業の特性に合った財務調達を行う,(3)企業価値の確立と財務体質の強化を進めること。

 同社は半導体事業を分社化し,2002年11月を目処に新会社を設立する。システムLSI,個別半導体および化合物半導体デバイス(化合物半導体デバイス事業は2001年10月にNEC化合物デバイスとして分社化済み)を手がける。ただし,DRAM事業のエルピーダメモリはNECの管轄下に置く。

 新会社では2万5000人の従業員を雇用し,売上高は7000億円を見込む。半導体ソリューション専門の企業としてハイエンド・システム向けLSIに注力するとしている。新会社発足当初はNECが株式の100%を保有する。できるだけ早い時期に株式公開を行い,その時点で約70%の株式を保有する予定である。新会社はNECの戦略的パートナとなる。

 「新会社は半導体ソリューション・プロバイダを目指して技術の強化を図り,顧客のシステムのニーズに対応すべく,システムLSIに注力する」(NEC)

 また同社は,カラーTFT LCDとカラーPDPの二つのディスプレイ事業を,2002年10月を目処に分社化する計画も明らかにした。

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