企業間電子商取引(BtoB)の普及促進を図る民間団体RosettaNetはRosettaNet標準の実装を支援するツール・キット「RosettaNet Ready Software Developer Tool Kit」を米国時間5月23日に発表した。

 「標準技術が企業の取引ネットワークに深く組み込まれていくほど,eビジネス取引を推進し続けるには実装ツールとサービスが欠かせない」(RosettaNet CEOのJennifer Hamilton氏)

 同ツール・キットは,「RosettaNet Ready Program」のコンポーネントに相当する。RosettaNet Implementation Framework(RNIF)およびPartner Interface Processes(PIPs)に対する適合性確認作業を支援するためのツールや,バージョン間の移行をスムーズに行うためのツール,ソフトウエア開発ツールを含んでいる。「これらのツールは,BtoB統合と開発の基礎を提供するもの。取引パートナ・ネットワークの導入を推進し,相互運用可能なサービスを実現する」(RosettaNet)

 このツール・キットにはテスト用アプリケーションとそのソース・コード,PIPテスト・スクリプト,テスト・スクリプト生成ツール,解説文書などが入っている。これらのソース・コードとツールは,RNIF 2.0互換のソフトウエア製品,取引パートナの準備状況試験,相互運用可能なサービスの開発に使用できる。

 一方,米Intelは同日,中小企業向けBtoBアプリケーション構築の支援を目的とするソフトウエア開発キット「Intel Architecture Software Developer Kit(IA SDK)for RosettaNet」を発表した。

 同開発キットには,RosettaNet標準やPIPsなどの通信プロトコルを使って動作するアプリケーション作成に利用可能なソース・コードが入っている。RNIF 1.1,Windows 2000,PIPs 3A4,同3B2,同3C3,同3A7,同3C4,同0A1に対応する。

 IA SDK for RosettaNetを使うと,「アプリケーションにGUIを組み込み,取引パートナの情報や取引データを迅速に作成する方法を調べることができる」(Intel社)

 またMicrosoft Excel,同Access,同SQLといったよく利用されるバックエンド業務アプリケーション用のログ・ファイルを生成できる。データのインポート/エクスポートも可能。

 RosettaNet Ready Software Developer Tool KitおよびRosettaNet SDK for IAは,RossettaNetのWebサイトから無料で入手できる。RosettaNet Ready Software Developer Tool Kitは6月中旬から利用できるようになる。

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[発表資料(RosettaNet)]
[発表資料(Intel社)]