米IDCが米国時間5月28日,世界のビジネス・コンサルティングとITコンサルティング市場に関する調査結果を発表した。両市場はいずれも2003年には回復するという。ビジネス・コンサルティング市場は2006年まで年平均11%で成長し,542億ドル規模に拡大する。ITコンサルティング市場は年平均9.8%で成長し,322億ドル規模に達する。

 IDCのConsulting Services Research部門プログラム・マネジャのAnna Danilenko氏によると,ビジネス・コンサルティングやITコンサルティングだけを専門に行う企業の数は減少する。「米国など成熟が進んだ市場では,とりわけこの傾向が強いだろう。今後はコンサルティングを他のソリューションやサービスとバンドルして提供する企業が増える」(同氏)

 また最近は,ビジネスとITに関する問題が密接に関わりあうようになっており,ビジネス・コンサルティングとITコンサルティングとの境界線が徐々にあいまいになっている。ITサービス・ベンダーがビジネス関連のコンサルティングも提供するケースが増える見通しだ。

 地域別にみると,米国が依然として最大市場の立場を維持し,それにEMEA(欧州,中東,アフリカ)が続く。アジア太平洋地域は市場規模としては小さいものの,成長のペースは最も速い。

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