米Scientific-Atlanta社が新しいギガビット・イーサネット伝送システム「Prisma GbE」の出荷開始を6月3日に発表した。同製品は,これまでのEthernet製品の10倍のビデオ・ストリーミング能力を提供する,という。CATV統括運営会社(MSO)の収益増大を支援する目的で設計されており,大手ビデオ・オンデマンド(VOD)サーバーのベンダーから認定を受けている。

 同社によれば,同製品により,コンテンツの配信コストがストリームにつき18ドルにまでに抑えられるため,ケーブル事業者にとってより競争力のあるビジネス・モデルとなるとともに,早期の投資回収も可能になる。同10ギガビット・ソリューションは,容易にSONET(Synchronous Optical Network)/ SDH(Synchronous Digital Hierarchy)ネットワークに接続でき,通信事業者は,ハードウエア増設の必要なく既存の設備を使ってVODとその他のオンデマンド・サービスの提供が可能になるという。

 「同製品は,IPの柔軟性を利用してネットワーク帯域幅を最大限にするダイナミックで使いやすいシステムを構築する」(同社)

 VODとSVODなどの広帯域サービス配信にIPを使用する利点は,スケーラビリティと運用コストの低さにある。それぞれのストリームに対してユニークIPを与えることにより,容易で柔軟性のある切り替えが可能になる。事業者は,サーバーとセットトップ間に高価な専用チャネルを構築する必要なく,容易かつ経済効率よく狭域幅ビデオ・ストリームを任意のサーバーから任意のセットトップに配信できる。

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