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 米Sprintが米国時間6月13日に,2002年通期における業績予測を下方修正した。

 地域・国際通信事業であるFON Groupの前年に比べた売上高の減少率が,1けた台の中間になるという。先に発表してた予測では,1けた台の低いレベルにとどまる見込みだった。同事業の地域通信部門であるLocal Telecommunications Divisionと国際通信部門であるGlobal Markets Divisionともに,この減少率になるという。

 2002年通期におけるFON GroupのEBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は46億ドル,同1株当たり利益は1.40ドルとなる見通しである。なおFON Groupの2002年第2四半期における1株当たり利益は33セントとなり,これはアナリスト予想と一致するという。

 携帯電話事業であるPCSの2002年第2四半期における新規加入者数は,30万人前後と予測する。通年の新規加入者数は先の予測であった300万人に届かず,これより10~15%下回る見込みである。

 これについてSprint社では,「同事業は今後も成長と黒字が続くことが予想されるが,短期的には新規顧客数が減少する」と説明している。その要因として「競合者の数社が積極的な値下げ攻勢を行ったこと」「企業顧客が高速データ・サービスの登場を待っており,買い控えが続いていること」を挙げている。

 なおPCSの2002年通年におけるEBITDAは約30億ドルとなる見通しである。同社の製品販売事業であるSprint North Supplyは「厳しいビジネス環境にあり,この状況が2002年の後半も続く」(Sprint社)という。

 またSprint社は,FON GroupとPCS Groupの設備投資額を1億ドルずつ削減する計画についても明らかにした。FON Groupの設備投資額を26億ドルに,PCS Groupの設備投資額を33億ドルとする。

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