フィンランドのNokiaが現地時間6月20日に,2002年後半の業績見通しの中間修正を発表した。2002年後半の売上高は前年同期間と比べて10%増止まりと見込む。事前の予測では15%以上増加するとしていたが,これを下方修正した。ただし,2002年通年の一時的な費用を除いた希薄化後の1株当り利益は0.83ユーロ(約0.80ドル)で,事前の予測通りとみる。

 2002年後半の詳細な業績見通しは,7月18日に行う2002年第2四半期の決算報告の際に発表する。

 同社は2002年における携帯電話機市場の規模を,4億台から4億2000万台の範囲になると見込んでいる。前年の販売台数である約3億8000万台から増加する見通しだ。「当社は携帯電話機市場で40%のシェア獲得を目指している。さらに現在,中国市場と世界CDMA市場でそれぞれトップになることが目標だ」(Nokia社)

 ちなみに,米GartnerのDataquestが5月22日に発表した2002年第1四半期における携帯電話機販売台数の調査結果によると,Nokia社のシェアは34.7%だった。

 モバイル・インフラの分野で,Nokia社は42社の通信事業者に第3世代(3G)装置を提供しており,そのうちの26社は商業運用を行っているという。また2002年9月には,Nokia社も3Gネットワークの運営を開始するとしている。

 なお,2003年以降の業績について同社は,売上高および利益がいずれも10%以上増加するとみる。

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