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 米Lucent Technologiesと米International Network Services(INS)は,Lucent社が同社の企業向け専門サービス部門をINS社に売却することで最終合意に達した。Lucent社が米国時間7月3日に明らかにしたもの。

 INS社は,ベンチャ・キャピタル会社の米West Coast Venture Capital, LLCが100%子会社として設立した企業である。また売却対象の企業向け専門サービス部門は,1999年にLucent社が買収したINS社の一部門だった。

 買収合意に基づきINS社は,Lucent社の「Enhanced Services and Sales(ESS)」部門の管理チームを引き継ぎ,企業ネットワークの設計,統合,運用を中核事業とする独立した専門サービス会社を設立する。Lucent社は,大手サービス・プロバイダ顧客向けにネットワーキング専門サービスの提供を継続する。

 「この合意は,製品やサービスを大手通信サービス・プロバイダに集中させるという当社の戦略の一環だ」(Lucent社Corporate Strategy and Marketing部門執行バイス・プレジデントのBill O'Shea氏)

 新会社は,同社の企業顧客に対して,ネットワーク・ソリューションの提供を続けるという。「顧客には,世界でもトップクラスの大手金融サービス,医薬品,航空宇宙,エネルギー,運輸分野の企業が含まれる」(Lucent社)。また新会社は,ネットワークのコンサルタントおよび設計サービスを,北米と欧州の顧客に提供していく。

 新会社の社長兼CEOには,現在Lucent社のESS部門担当社長のDavid Butze氏が就任する。

 なおLucent社は,売却金額など詳しい取引条件については明らかにしていない。取引は,2002年7月末に完了する見込み。

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