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 米AOL Time Warnerが米国時間7月24日に,2002年第2四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比10%増の106億ドル。一時的な費用を含めた純利益は3億9400万ドル(1株当たり利益は9セント)。前年同期の一時的な費用を含めた損益は,7億3400万ドルの赤字(1株当たり損失は17セント)だった。

 EBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は25億ドルで,前年同期の24億ドルから2%増加。EBITDA率は23%で,前年同期の25%から2ポイント減少した。

 会員による収入は前年同期比15%増の50億ドル。「AOL事業およびケーブル事業の会員数が伸びているためである」(AOL Time Warner社)。コンテンツなどの収入は同20%増の35億ドル。映画「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」と「Ocean's Eleven」の家庭用ビデオのリリースが収入増加をけん引した。広告やコマースなどの収入は前年同期比11%減の21億ドルとなった。オンライン広告市場の低迷と,「Warner Bros. Studio Stores」の閉鎖などが影響した。

 AOL Time Warner社CEOのDick Parsons氏は,「当期の業績は予測を上まわる結果となった。米America Online(AOL)における広告収入の減少は,予想以上に他の事業で相殺することができた」と説明した。また,「従来のメディアおよびエンターテインメント事業が上向き,2002年後半の成長を後押しするだろう」(同氏)と述べた。

 事業別にみると,AOL社の売上高は22億6600万ドルで前年同期比3%減。EBITDAは4億7300万ドルで同27%減少した。会員収入は米国と欧州の会員増加と会費引き上げにより同20%増加したが,広告やコマースの収入は同42%減少,コンテンツなどの収入は同45%落ち込んだ。

 ケーブル事業の売上高は21億300万ドルで前年同期比18%増,EBITDAは8億7200万ドルで同12%増加した。フィルム・エンタテインメント事業の売上高は同26%増の23億8600万ドル,EBITDAは同31%増の3億2800万ドルとなった。ネットワーク事業の売上高は同7%増の19億5700万ドル,EBITDAは同5%減の4億2000万ドル。音楽事業の売上高は同4%増の9億7200万ドル,EBITDAは同17%増の1億200万ドル。出版事業の売上高は13億9600万ドルで同8%増,EBITDAは3億3700万ドルで同14%増加した。

 AOLサービスは,2002年第2四半期に世界で49万2000人の新規会員を獲得した。米国では47万7000人,欧州では7万8000人増えたが,他の地域では6万3000人減少した。2002年6月30日時点のAOL会員は世界で合計3510万人(米国が2650万人,欧州が600万人)に達した。米国のAOL会員の平均利用時間は1日当たり68分。前年同期は同63分だった。

 AOL社は現在,高速広帯域サービス「AOL High Speed Broadband」をAOL Time Warner社傘下のTime Warner Cable社がカバーする全39市場で展開している。

 また同社は2002年通年の売上高成長率を,2002年第1四半期決算発表時の予測である前年比5~8%増の後半とみている。またEBITDA成長率は事前予測である5 ~9%増の前半にとどまると見込む。

 2002年第3四半期の売上高は前年同期比約5%,EBITDAは同横ばいまたは5%増以内との予測である。

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