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 米QUALCOMMが米国時間7月25日に,2002会計年度第3四半期(2002年4月~6月期)の決算を発表した。売上高は7億2100万ドル。前年同期の6億5700万ドルに比べ10%増,前期の6億5900万ドルと比べ9%増加した。一時的な費用を除いた1株当たり利益は24セント。前年同期および前期の20セントから20%増となった。

 GAAP(会計原則)ベースの売上高は7億7100万ドルで,前年同期の6億5700万ドル,前期の6億9600万ドルと比べ増加した。GAAPベースの損失は1400万ドルで,同1株当り損失は2セント。前年同期の同1株当り損失は26セント,前期は同1株当り利益が5セントだった。

 当期におけるGAAPベースの損失の主な要因として,QUALCOMM社は米Leap Wirelessへの投資に関する経費1億9400万ドルを挙げている。「これは,Leap Wireless社の有価証券の市場価格が下落したことによる影響」(QUALCOMM社)

 「3G CDMA2000 1Xの商用展開が好調を保っていることが,当期の業績に現れた。この効果で,一時的な費用を除いた売上高と利益が事前予測を上回った。携帯電話機用のMSMチップ,CDMA技術向けチップ『CSM』互換音声チャネル,位置情報計測技術『gpsOne』の出荷数が記録的だった」(QUALCOMM社会長兼CEOのIrwin Mark Jacobs氏)

 また当期中は,「Binary Runtime Environment(BREW)」のユーザー数が100万人に達したという。さらに,KDDIと米Verizon Wirelessが,二つの商用BREW対応ネットワーク・サービスを日本と米国で開始している。

 同社は今後の見通しについても明らかにした。主な予測は以下の通り。

・2002会計年度第4四半期(2002年7月~9月期):売上高は前期比でおよそ10%~13%増。一時的な費用を除いた1株当たり利益は約26セント~27セント。MSMチップの出荷個数は約1800万~1900万個で,そのうち3G CDMA2000 1X MSMチップは約1500万個の見込み。

・2002会計年度通年(2001年10月~2002年9月):売上高は前年度比でおよそ7%~8%増。一時的な費用を除いた1株当たり利益は93セント~94セントの範囲とみる。

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