「無線事業者にとって魅力的なユーザー層はヤング・アダルト(18才~24才)である」。米Telephiaが米国時間8月23日に,モバイル・サービスの利用状況も関して調査した結果を発表した。無線事業者は新学期やホリデー・シーズンに向けたプロモーション・キャンペーンにより,年末に向けて多数のサービス加入者を獲得するチャンスがあるという。

 調査はTelephia社が米Harris Interactiveと協力して実施したもの。ヤング・アダルトによる携帯電話サービスの利用は,他の年齢層を大幅に上まわることがわかった。

 ヤング・アダルトの35%は1カ月当たり500分以上携帯電話サービスを利用している。すべての年齢層を対象にした平均利用時間は1カ月当たり200分である。また,1日当たり5件のメッセージを送受信するヤング・アダルトは62%で,1年前の50%から増加している。ちなみに,すべての年齢層を対象にした場合,1日当たり5件のメッセージを送受信するユーザーの割合は47%。

 ヤング・アダルトは頻繁に他社サービスへ乗り換える傾向があるが,過去半年間の乗り換え頻度は減少している。業界がヤング・アダルトを重要なユーザー層と見なし,引き留めに努力しているためだ。半年前のヤング・アダルトの乗り換え率は22%だったが,現在は16%に減っている。しかし,それでもすべての年齢層を対象にした12%より頻繁である。

 ヤング・アダルトの45%はSMSや無線インターネットなどの無線データ・サービスを利用している。全ユーザーのうち無線データ・サービスを利用する割合は22%だ。ちなみに,1年前に無線データ・サービスを利用していたヤング・アダルトは34%だった。

 「ヤング・アダルトは将来的な業界の期待を担うだけでなく,現在の実質的な事業機会をもたらしてくれる」(Telephia社社長兼CEOのMick Mullagh氏)


■2002年第2四半期における携帯電話サービスの利用パターン
(ヤング・アダルトとユーザー全体)

カテゴリ

1カ月当たり500分以上利用するユーザーの割合
ヤング・アダルト 35%
ユーザー全体 20%

1日当たり5件以上の通話/メッセージを送受信するユーザーの割合
ヤング・アダルト 62%
ユーザー全体 47%

SMSや無線インターネットなどの無線データ・サービスを利用するユーザーの割合
ヤング・アダルト 45%
ユーザー全体 22%

他社サービスに乗り換えるユーザーの割合
ヤング・アダルト 16%
ユーザー全体 12%

出典:Telephia社

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