米Asynchrony Solutionsが米国時間9月9日に,メッセージングおよびプレゼンス・プラットフォーム「Envoke」を発表した。Envokeはもともと米国防総省向けに開発したものだが,今回一般向け製品としてリリースする。

 Asynchrony社によると,Envokeは米国防総省が省内での利用するコラボレーション・ソフトウエア・スイート「Defense Collaboration Tool Suite(DCTS)」の主要製品となっている。米国防総省のセキュリティ,耐故障性,クロスプラットフォーム・サポート,相互接続性に関する仕様を満たす設計を施したという。

 今回リリースするEnvokeは大企業のメッセージング・システムに向ける。「LDAPまたは『Windows NT』のディレクトリを利用し,既存のネットワーク・インフラとの密な統合を実現する。別々の場所に配置したサーバーをつなぎ,高い耐故障性と拡張性を提供する」(Asynchrony社)。

 Envokeは,他のコラボレーション・システムとの連携が可能。例えばDCTSのユーザーは「LotusSametime Calendar Events」「Microsoft NetMeeting Conferences」のほか,「CuSeeMe」のチャット・ルームをEnvokeクライアントから見ることができる。

 Envokeにより,管理者はすべてのインスタント・メッセージング(IM)ユーザーの個人認証を行い,イベント,通信,トランザクションを追跡して記録できる。オフラインのメッセージ送信やメッセージ転送にも対応するため,携帯電話機や電子メールを経由したやりとりが可能。

 Envokeは1シート当たり10ドルから。Envokeの評価版(クライアント用ソフトウエアとサーバー用ソフトウエア)はWWWサイトから入手可能。

 ちなみに米IDCによると,企業向けIMユーザー数は2004年に1億8000万人まで達する見込みだという。

◎関連記事
定着したIMサービス,家庭/職場ユーザーとも30%以上が利用,首位は「AOL Instant Messenger」
「米国IM市場で頭角を現す米Trillian,大手IMサービスとの相互操作性が武器」,米ジュピター
「職場でのIM利用が急増中,セキュリティは深刻な事態に」---米Gartnerが分析
「IMユーザーの20%は職場で利用,私用より仕事のため」---。米InsightExpressの調査
米AOLが「AOL 8.0」のベータ・テスト版をリリース,最終版は今秋後半
米FaceTimeが企業向けにセキュリティ管理を強化したIMソリューションを発表
Wireless Villageがモバイル向けIMPSの仕様第1版を発表
米グルーブがコラボレーション・ソフトの新版を発表,「Lotus Notes」との統合機能を追加

[発表資料へ]