PR

 米Palmは,ソニーがPalm社傘下の米PalmSourceに2000万ドルの出資を行ったと米国時間10月8日,発表した。これによりソニーはPalmSource社の全株式の6%を取得した。

 ソニーによる出資は,PalmSource社の完全独立を支援するものとなる。Palm社は2001年7月に,OS事業部門を分離する計画を発表,2002年1月にその分離手続きを完了し,同OS事業部門はPalmSource社としてPalm社の100%子会社となった。

 Palm社ではこれをさらに推し進め,2003年中にPalmSource社を完全独立させるという計画を立てている。10月1日にも,Palm社の複数株を1株にまとめる株式統合(逆株式分割)について発表を行ったばかり(関連記事)。PalmSource社の完全独立に先立って,Palm社株式の市場価格を調整するのが目的である。

 なお今回のソニーの出資によって,Palm社とソニーはこれまでの協力体制を強化するという。「ビジネスと技術の両面において協力関係を拡張することで,両社それぞれの戦略が強化される」(Palm社)

 ソニーは1999年より,PDA製品系列「CLIE」でPalm OSを採用している。米IDCの調査によれば,2002年第2四半期におけるソニーのハンドヘルド機出荷台数は26万台。そのシェアはPalm社,HP(Hewlett-Packard)社に次いで第3位となっている。(関連記事

◎関連記事
米パーム,99ドルの個人ユーザー向けPDA「Palm Zire」を発表
米パームの取締役会が20株を1株にまとめる株式統合を承認,10月15日に取引を開始
米パームが「Palm」のサブブランドを発表,企業向け「Tungsten」と個人向け「Zire」
「PDAのTCOはノート・パソコンより75%も低い」,と米企業の調査
「『Palm OS』機は『Pocket PC』機より年間コストを41%削減できる」,米パームが調査結果を引用
2002年Q2のハンドヘルド機器市場は前年同期比9%減,米HPが出荷台数ベースで2位に躍進
「2002年Q2のPDA市場,売上高ベースで米HPが米パームを抜いて首位に」,米データクエスト
2002年の世界のPDA出荷台数は18%増,米Gartnerが予測

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]