米Intelと米Microsoftが,企業向け音声対応WWWソリューションの構築に必要な技術および参照設計を共同で開発することになった。両社が米国時間10月14日にIntel Communications Summit 2002の会場で明らかにしたもの。技術の基盤として,音声処理向け拡張タグ仕様Speech Application Language Tags(SALT)を採用する。

 両社が開発する技術や参照設計の対象には,Microsoft社の「.NET Speech」プラットフォームとともに,Intel社のIntelアーキテクチャ・サーバーなどの通信用ビルディング・ブロック,「NetStructure」通信ボード,テレフォニ・コール管理インタフェース・ソフトウエアを含む。

 「企業顧客がこの取り組みによるSALTベースの音声対応WWWソリューションを利用することで,音声アプリケーションの構築と導入をより簡単かつ経済的に行えるようになる」と両社は説明する。

 「独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV),OEM,付加価値再販業者(VAR),システム・インテグレータ(SI)などのチャネル顧客にとっては,企業顧客向けテレフォニ/マルチモーダル音声アプリケーション・システム用の使いやすくコスト効果の高い基盤となる」(両社)

 Intel社とMicrosoft社は共同開発に加え,企業やチャネル顧客,技術パートナなどに向けた販売およびマーケティング活動でも協力するとしている。

 なおSALTは,マルチモーダル対応アプリケーション構築用の言語仕様。HTMLやXMLなどの既存のマークアップ言語を拡張し,音声処理を中心とするマルチモーダル環境を実現させるという。Intel社,Microsoft社,米Cisco Systemsが発足させた業界団体SALT Forumが標準化を進めている。

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