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 米Qwest Communications Internationalが米国時間10月30日に,2002年第3四半期の決算を発表した。売上高は38億ドルで,前年同期の43億7000万ドルに比べ13.2%減少した。純損失は2億1400万ドル(1株当り損失は13セント)。前年同期の純損失1億4200万ドル(1株当り損失は9セント)に比べて,赤字幅が50.7%縮小した。

 調整済みEBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は12億2000万ドルで,前年同期の17億7000万ドルに比べ30.9%減だった。

 「当期は,バランス・シート強化と流動資金に対する懸念解消に向け大きな進捗があった」(Qwest社会長兼CEOのRichard C. Notebaert氏)

 なお同社は,2000年と2001年における光通信回線容量取り引き(IRU)の売上高に関する同社の会計慣行および処理について,その見直し作業を完了したという。その結果,「本来の会計処理に従っていなかった」(同社)との結論に至ったという。現在同社は外部監査人である米KPMG LLPとともに検討を進めており,IRUなどに関する不適切な会計処理に関わるこれまでの決算について修正報告を行う予定である。

 また同社は,2002年通年の業績が2002年8月8日に明らかにした予測値の最低水準にとどまるとの見通しも明らかにした。売上高が171億ドル,調整済みEBITDAは54億ドルになる見込みである。また1株当り損失は47セントから49セントの範囲になるという。

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