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 米QUALCOMMは2002会計年度第4四半期(2002年7月~9月期)と同会計年度通期の決算を米国時間11月7日,発表した。

 第4四半期のGAAP(会計原則)ベースの売上高は8億7400万ドルで前年同期の6億5100万ドルに比べ34%増。GAAPベースの利益は1億9000万ドル(1株当たり利益は0.23ドル)となった。前年同期は7500万ドルの損失(1株当たり損失0.10ドル)だった。

 Pro formaベースの売上高は8億4000万ドルで前年同期の6億5100万ドルに比べ29%増。利益は2億5000万ドルで前年同期の1億5500万ドルから63%増加した。

 通期では,GAAPベースの売上高が30億ドルで前年度の27億ドルに比べ13%増加。GAAPベースの利益は3億6000万ドル(1株当たり利益は0.44ドル)。前年度のGAAPベース損失は5億7800万ドル(1株当たり損失0.76ドル)だった。

 Pro formaベースでは,売上高が29億ドルで前年度の27億ドルに比べ9%増えた。利益は7億9400万ドルで前年度の7億1000万ドルに比べ11%増である。

 QUALCOMMでは,「CDMAネットワークを導入しているすべての地域でCDMA製品の需要が高まったことが,第4四半期と通期の売上高が増加した主な原因になった」と説明する。「世界経済や通信業界が厳しい状況の中,高度に的を絞ったビジネス戦略が我々のポジションを強固なものにした」(QUALCOMM社会長兼CEOのIrwin Mark Jacobs氏)

 同社は今後の見通しについても明らかにした。主な予測は以下の通り。

・2003会計年度第1四半期(2002年10月~12月期):Pro formaベースの売上高が前期比でおよそ15~22%増。Pro formaベースの1株当たり利益は約0.35~0.38ドル。MSMチップの出荷個数は約2500万~2700万個で,そのうちCDMA2000 1X MSMチップは約2100万~2200万個となる見込み。

・2003会計年度通年(2002年10月~2003年9月):Pro formaベースの売上高は前年比でおよそ19~23%増となる。Pro formaベース1株当たり利益は約1.15~1.20ドルの範囲を見込む。

 なお同社はCDMA電話機の販売台数が,2002年の1年間(1月~12月)で8500万台,2003年の同じ期間では1億~1億500万台になると見込んでおり,上記の数字はこの予測に基づくものだという。2003年にCDMA電話機の平均販売価格が約10%低下することも考慮しているという。

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[発表資料(PDF)]