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 米VERITAS Softwareは,米Precise Software Solutionsおよび米Jareva Technologiesを買収することで両社と最終合意に達した。VERITAS社が米国時間12月19日に明らかにしたもの。

 Precise社は,アプリケーションのパフォーマンス管理用ソフトウエアを提供する企業。本社はマサチューセッツ州ウエストウッドにある。「買収金額は約5億3700万ドル」(VERITAS社)。買収にはPrecise社の株主と当局の承認が必要だが,VERITAS社は2003年第2四半期に取引を完了できると見込む。

 一方,Jareva社は,サーバー設定/管理などの作業を自動化するソフトウエア製品を手がける企業。カリフォルニア州サニーベールに拠点を置く。同社を買収するに当たりVERITAS社は,約6200万ドルの現金を支払うという。

 VERITAS社が買収する2社の概要と,買収によりVERITAS社が得る効果は以下の通り。
・Precise社:
 ミッション・クリティカルなアプリケーションを,最適なパフォーマンスで連続運用するためのソリューションを提供する。Webサービス/アプリケーション・サーバー/データベース/ストレージといったアプリケーション・インフラの全コンポーネントの監視/分析を行うことで,障害がアプリケーションの動作に影響を及ぼさないように,事前に問題を発見/修正できる。これにより,エンド・ユーザーの生産性を改善し,投資回収率を高められるという。なお,Precise社は20四半期連続で売上高を増やしている。

 同社の技術を導入することでVERITAS社は,ハードウエアやソフトウエアに障害が発生した場合でもアプリケーションを動かし続けることが可能となる。

・Jareva社:
 同社のソフトウエア製品を使用すると,サーバーで特定のOSやアプリケーションを利用する際の導入/設定作業を自動化でき,サーバーの追加導入時にも手作業が不要になる。その結果,サーバー・ハードウエアの仕様効率を高め,通常の管理業務を担当する専任スタッフの数を減らせるので,ITコストの削減が実現できるという。

 さらに,サーバーの負荷に応じて動作させるOSとアプリケーションを切り替えることができる。このようにサーバーを共有することから,「ハードウエア投資から得ることのできる価値を高められる」(VERITAS社)

 このJareva社の技術をVERITAS社のソフトウエアと組み合わせることで,ハードウエアの障害発生が発生した場合には動作させるサーバーを自動的に変更する,といった運用が行えるようになる。

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[発表資料(Jareva社の買収)]
[発表資料(Precise社の買収)]