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 米Borland Softwareは米国時間1月28日に2002年第4四半期と2002年通期の決算を発表した。2002年第4四半期の売上高は6710万ドルで,前年同期の5900万ドルから14%増となった。GAAPベースの純利益は310万ドルで,希薄化後の1株当たり利益は0.04ドル。前年同期の純利益は620万ドル,希薄化後の1株当たり利益は0.08ドルだった。

 GAAPベースの営業利益は490万ドルで,前年同期の600万ドルから減少した。ライセンス収入は5640万ドルで,前年同期の5010万ドルから13%成長した。

 なお,Borland社は2002年11月に米Starbaseの発行済み株式の79%を買収しており,2003年1月初頭に残りの21%の発行済み株式を買い取っている。

 Borland社上級副社長兼CFOのKenneth R. Hahn氏は,「Starbase社の株式を取得するために1880万ドルの現金支出があったにもかかわらず,第4四半期末の現金残高は2960万ドルに達し,長期負債もゼロである。営業キャッシュ・フローが540万ドルの黒字であることから,当社の主要な事業が安定した現金収入を生みだしていることがわかる」,と説明した。

 売上高を事業別でみると,Java関連事業が前年同期比4%増,前期比で19%増加。Enterprise事業が極めて好調で,前年同期比12%増,前期比では39%成長した。Rapid Application Development(RAD)事業は前年同期から横ばい,前期比では31%減少した。サービス事業の売上高は前年同期比19%増,前期比2%増。

 またBorland社は,Starbase社の買収に伴いDSP(Developer Services Platform)事業を新設した。同事業が第4四半期の総売上高に占める割合は6%となった。

 地域別の売上高が総売上高に対して占める割合は,米大陸が47%(前期比6ポイント増),欧州/中東/アフリカが36%(同2ポイント減),アジア太平洋地域が17%(同5ポイント減)である。米大陸では,Starbase社の買収が売上高増加につながった。

 2002年通期の業績は,売上高が2億4460万ドル。前年の2億2180万から10%成長した。GAAPベースの純利益は1740万ドルで,希薄化後の1株当たり利益は0.23ドル。前年は2310万ドルで,希薄化後の1株当たり利益は0.31ドルだった。

 ライセンス収入は前年の1億8700万ドルから9%増の2億450万ドル。GAAPベースの営業利益は,前年と変わらず1780万ドルとなった。

 Borland社は2003年第1四半期の見通しについて,「世界経済の低迷が続く場合は,売上高が7700万~8300万ドルになる」と予測している。また,今年1月に完了したTogetherSoft社とStarbase社の買収関連費用が発生することから,1株当たり利益は0~0.04ドルになるとみる。

 2003年通期の売上高は3億5500万~3億7000万ドル,希薄化後の1株当たり利益は0.42~0.47ドルの範囲を予測している。

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