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 米IBMと米Siebel Systemsは,オープンな業界標準ベースの企業向け次世代統合ソリューションを提供する目的で,提携関係を強化する。両社が米国時間1月28日に明らかにしたもの。Siebel Systems社のCRMソフトウエアとIBM社のソフトウエア・プラットフォーム「WebSphere」を組み合わせることで,特定業界向けに特化させたソリューションを提供し,「顧客によるコスト削減,製品化の高速化を図る」(両社)

 提携関係の強化により,顧客数は合計で1000社以上になるという。今後両社は,販売/マーケティング/サービス業務を共同で行えるよう準備を進める。

 「ITのコストと複雑さを全般的に削減したいがため,顧客のあいだでは各業界に特化したソリューションへの需要が増えている。IBM社との関係を拡大することで,当社はこの需要に対応する機会を得ることになる」(Siebel Systems社会長兼CEOのThomas M. Siebel氏)

 両社によると,この提携により得られる主な効果は以下のようになる。

・Siebel Systems社がオープンな標準への対応を強化してWebSphereプラットフォームを利用可能とすることで,顧客の総所有コスト(TCO)削減を図る。具体的には,「Siebel eBusiness Application」を,IBM社の「WebSphere Application Server」「WebSphere Portal Server」上で動作するJ2EEおよびWebサービスに対応させる。また,「Siebel Tool」を「WebSphere Studio」に統合し,アプリケーションのカスタム化作業の速度/効率向上を可能とする

・Universal Application Network(UAN)と「WebSphere Business Integration Server」を組み合わせ,業務プロセス統合の高速化/効率化を図る。これにより顧客は,CRMアプリケーションとほかの企業アプリケーションを統合し,複数のアプリケーションにまたがる業務処理に関するコスト/複雑さ/導入期間を軽減可能となる

・Siebel eBusiness ApplicationとIBM社の「Lotus」のメッセージング/スケジュール管理/コラボレーション/eラーニング技術をより密に組み合わせることで,業務の生産性を向上させる

・Siebel eBusiness Applicationを,IBM社の「Tivoli」システム管理/セキュリティ・ソフトウエア,IBM社の各種OS,「eServer zSeries」などのサーバー,「AIX」および「IBM DB2 Universal Database」向けに最適化することで,優れた可用性/信頼性/拡張性を提供する

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