米Sun MicrosystemsがJavaアプリケーション開発プラットフォームの次版「Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)version 1.4」で,Web Services Interoperability Organization(WS-I)の定めたWebサービス構築ガイドライン「WS-I Basic Profile」に対応する。Sun社が米国時間2月4日に発表したもの。

 WS-Iは,米Accenture,米BEA Systems,富士通,米Hewlett-Packard,米IBM,米Intel,米Microsoft,米Oracle,ドイツSAP AGの9社が集まって2002年2月に設立したWebサービスの普及促進団体。さまざなプラットフォーム,アプリケーション,プログラミング言語間で,共通のWebサービスを開発するための取り組みである。WS-I設立当初メンバーに加わらなかったSun社も,2002年10月に参加する方針を発表していた。

 WS-I Basic Profileは,相互接続性のあるWebサービスを開発するためのガイドラインであり,SOAP,WSDL,UDDI,XML,XML SchemaといったWebサービスの中核仕様をどう組み合わせればよいのかについて記述されている。

 現在Sun社は,Java技術にかかわる企業や組織などが参加する開発者コミュニティであるJava Community Process(JCP)を通じ,J2EE技術をJava Webサービスの標準にするための作業を進めているという。

 WS-I Basic Profileに対応することで,Sun社では「エンド・ツー・エンドのアプリケーションを構築できるWebサービス向けの“プログラミングおよびデータ・モデル”と,時間/場所/利用者/機種を問わずに利用できるインターネット対応機器向けの“サービス”を,J2EE技術で提供できるようになる」と説明する。

 「その結果,開発者はさまざまな環境におけるプログラミング知識を,移植性のあるWebアプリケーションやWebサービスの構築に適用できる。こうしたアプリケーションやサービスは,顧客の所有する情報資産をWWWに対応させることができるので,経費削減や売上増大をもたらす」(同社)

 Sun社によると,J2EE 1.4の開発作業は現在JCPの最終開発段階にあり,2003年夏に利用可能になると見込む。「業界に30社以上あるJ2EEライセンス企業が,2003年後半に数多くの対応製品をリリースする」(同社)。ちなみに「Sun ONE Application Server」および「Sun ONE Studio Integrated development Environment(IDE)」は,2003年第4四半期にJ2EE 1.4対応を予定している。

◎関連記事
WS-Iが「WS-I Basic Profile 1.0」最終版に向けてサプライ・チェーン管理のサンプル・アプリケーションに関する文書を発表
Webサービス構築のガイドライン「WS-I Basic Profile」のドラフト仕様が公開
サンがついにWS-Iに参加
米MSやIBMなど9社が,Webサービスの普及促進を図る業界団体「WS-I」を設立
欧州のWebサービス開発は,「BtoB」向けと「企業内アプリケーション統合」向けがほぼ半々
「.NET」と「Java」に二分されるWebサービスのプラットフォーム,来年はともに約60%の開発者が使用
避けては通れぬJ2EE
「.NET=Webサービス」の誤解を解く

[発表資料へ]