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 米IBMが,2002年12月6日に発表していた米Rational Softwareの買収を完了した。IBM社が米国時間2月21日に明らかにしたもの。買収総額は21億ドル。

 Rational社は,ビジネス・アプリケーションの実装をはじめ,携帯電話機や医療システム用の組み込み向けソフトウエア構築を支援するツール,ベスト・プラクティス,サービスを提供している。同社の製品は,J2EE,.NET,Linuxといった環境に対応する。設立は1981年。カリフォルニア州クパチーノとマサチューセッツ州レキシントンに拠点を置き,世界中に3400人以上の従業員を抱える。IBM社は1985年からRational社のソフトウエアを利用している。

 「Rational社はIBM社のe-businessオンデマンド戦略で重要な役割を担う。Rational社のオープンなソフトウエア開発プラットフォームにより,ソフトウエア・プロジェクトの進行時間を短縮し,品質を高め,明確な見通しを立てることができる。Rational社買収により,既存の4種類のブランド『WebSphere』『DB2』『Lotus』『Tivoli』を補完する」(IBM社上級副社長兼IBM Software Groupグループ・エグゼクティブのSteve Mills氏)

 なお,元Rational社CEOのMike Devlin氏は,Mills氏の配下で新部門のジェネラル・マネージャに就任する。

 ちなみに米IDCの調査によると,アプリケーション開発ソフトウエア市場の規模は2002年の90億ドルから2006年には150億ドルに拡大するという。

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