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 米Butterfly.netはソニー・コンピュータ エンタテインメントと,ビデオ・ゲーム機「PlayStation 2」向け技術とネットワーク・サービスの提供で提携を結んだ。Butterfly.net社は米IBMと共同開発した,オンライン・ゲーム用グリッド・コンピューティング環境「Butterfly Grid」をPlayStation 2用ゲーム開発者向けに提供する。IBM社とButterfly.net社が米国時間2月27日に明らかにしたもの。

 Butterfly Grid for PlayStation 2は来週カリフォルニア州サンノゼで開催されるゲーム開発者向け会議で披露する。

 ゲーム開発者はButterfly Grid for PlayStation 2を使って,開発したゲームがオンラインで常に動作するか,ピーク時の性能などをテストし,同グリッド上で直接ゲームを調整することができる。同グリッドに登録した開発者には,サンプル・ゲーム,クライアント・ライブラリ,サーバー・ソフトウエア,マニュアル,技術サポートを含むソフトウエア開発キットを提供する。登録はButterfly.net社のWWWサイトで行える。

 Butterfly Grid for PlayStation 2は,IBM社のブレード・サーバー14台で構成する。各ブレード・サーバーは米IntelのXeonプロセサを2個装備し,Linuxを搭載する。そのほか,IBM社のWebSphereやDB2ソフトウエア,Butterfly.net社のゲーム・サーバー,ゲートウエイ,ネットワーク・ソフトウエア,人工知能システムを用いる。

 Butterfly.net社のOpen Grid Services Architecture(OGSA)対応グリッド・ソフトウエアがサーバーの性能を監視し,特定のサーバーにプレーヤーのアクセスが集中した場合は,利用されていないサーバーを自動的にアクセス・ユーザーの多いゲームの対応に割り当てる。また,「Game Configuration Specification」機能により,サービス・プロバイダは複数のゲーム・タイトルに音声通信やシングル・サインオン機能などを追加することが可能。

 なお,同グリッドのホスティングはIBM社が担当する。

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