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 米National Semiconductorが米国時間3月6日に,2003会計年度第3四半期(2002年12月~2003年2月期)の決算を発表した。売上高は4億430万ドルで,前年同期の3億6950万ドルに比べ9%増となった。前期に比べると4%減少したが,これは当期開始時の予測通りという。

 当期の純損失は3640万ドル(1株当たり損失20セント)だった。この純損失には,技術ライセンスの評価損による研究/開発経費1380万ドル,2003年2月20に発表した人員削減に関する一時的な費用1700万ドルを含む。前年同期の純損失は,3780万ドル(1株当たり損失21セント)だった。なお,一時的な費用を除いた場合,当期の純損失は560万ドル(1株当たり損失3セント)となる。

■2002年12月~2003年2月期の業績(希薄化後の1株当たり利益/損失を除く単位:100万ドル)

                                    2002年12月~2003年2月期      2001年12月~2002年2月期

売上高                                 404.3                        369.5
純利益(純損失)                      (36.4)                     (37.8)
希薄化後の1株当たり利益(損失)        (0.20ドル)                 (0.21ドル)

ライセンス評価損や
一時的な費用を除いた純利益(純損失)   (5.6)                       ――

ライセンス評価損や
一時的な費用を除いた
希薄化後の1株当たり利益(損失)        (0.03ドル)                  ――

出典:National Semiconductor社

 当期の状況について,National Semiconductor社会長兼社長兼CEOのBrian L. Halla氏は,「特にアナログ事業で受注が回復した」と述べる。「その要因として,電源管理,アンプ,オーディオ製品の影響に加え,当社が大手ハンドセット企業との関係を維持できていることが挙げられる」(同氏)

 当期における受注は,前期比3%増,前年同期比5%増だった。12月は季節的要因により減少したが,その後の受注量は毎月増えたという。電源管理回路と集積オーディオ・アンプ回路の受注増加率が2ケタに達し,アナログ製品の受注伸び率は同社全体の平均値を上回った。ノート・パソコンやサーバー用のI/O製品の受注も,前期に比べ増加した。

 地域別にみた場合,北米の受注が前期に比べ減少した。そのほかの地域では,前期比と前年同期比とも増加した。また,すべての地域で受注額が出荷額を超えた。

 同社は2003会計年度第4四半期(2003年3月~5月期)の見通しについて,売上高が前期比4%~7%増の4億2000万~4億3200万ドルに達するとみている。

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