日本アイ・ビー・エム,伊藤忠テクノサイエンス,米PictureIQの日本法人であるピクチャーIQジャパンは3月11日,e-businessのモバイル化推進で提携することを発表した。PictureIQ社の画像処理アプライアンス・サーバー「TransForce」をベースにしたモバイル端末向けWebコンテンツ変換ソリューションの提供で協力する。

 TransForceは,同一の画像をパソコンや携帯電話機,PDAなどの各種デバイスに合わせて,フォーマット,サイズ,色をリアルタイムで自動変換し,配信する。現在日本で発売されている200機種以上のモバイル端末に対応しているという。

 提携のもと,日本アイ・ビー・エムはTransForceを企業向けモバイル・ソリューションに組み込み,ビジネス・ワークフローのモバイル対応を検討する企業に提供する。TransForceの調達は,日本アイ・ビー・エムの100%子会社であるエンサイクロソフトと伊藤忠テクノサイエンスを介して行う。

 伊藤忠テクノサイエンスはエンサイクロソフトに,TransForceをベースにしたシステムの導入と保守サービスを提供する。伊藤忠テクノサイエンスは2001年以来,ピクチャーIQと提携関係にあり,TransForceベースのモバイル画像最適化機能を顧客向けのテキスト変換システムに取り入れている。

 「日本アイ・ビー・エムのモバイル・ソリューションとTransForceを組み合わせることにより,Webコンテンツやアプリケーションの開発と管理にかかる費用を最小限に抑えることができる」(3社)。企業はモバイル端末専用のWebページを作成する必要がなく,また,モバイル・ワーカーは企業データベースの豊富な情報に素速くアクセスすることができる。

 ピクチャーIQ代表取締役の浜和人氏は,「今回の提携により,一層多くの企業でTransForceの導入が進むことを期待する」と述べた。

 なお日本アイ・ビー・エムは,将来的に,TransForceと同社のモバイル向けコンテンツ最適化ソフトウエア「WebSphere Transcoding Publisher」を組み合わせたパッケージ提供も計画しているという。

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