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 米Cisco Systems社は,米SignalWorks社を買収することで最終的な合意に達したことを米国時間3月19日に発表した。SignalWorks社は,米カリフォルニアに拠点を置き,IPテレフォニ・システム向けにオーディオ機能を提供するソフトの開発を手がける。この買収は,IPテレフォニ市場におけるCisco Systems社の優位を強化するもの。米Synergy Research Groupによれば,同市場は,2002年の9億ドル規模が2006年には43億ドル規模に達するという。

 契約をもとに,SignalWorks社のすべての発行済株式とオプションは,総価格にしておよそ1350万ドルのCisco社普通株式と交換される。またSignalWorks社の従業員は,Cisco社のVoice Technology Groupに配属される。買収は,Cisco社の2003年会計年度の第4四半期に完了が予定されている。今回の買収は,両社の取締役会の承認を得ている。

 「SignalWorks社の音声技術とCiscoのIPテレフォニ製品の統合は,Cisco製品の革新とパフォーマンスの差別化を促進する。また,今回の買収により,Ciscoは新しい小規模企業,エンタプライズ,サービス・プロバイダ・カスタマを引きつけることができる」(Cisco社Enterprise Voice and Video事業部門の副社長兼ジェネラル・マネージャのMarthin De Beer氏)。

 SignalWorks社の音響エコー・キャンセラ(AEC: Acoustic Echo Canceller)は既にフォーチュン500企業の数社が利用しているCisco IPフォンに配備されている。SignalWorks社のAECソフトは,複数マイクロフォン,ステレオ・サウンド,PCベースのソフトフォンなどの高度なオーディオ機能を提供しており,同社のIPフォン製品ラインを新しいハイエンド市場に進出するための基盤を提供する。

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