英Cambridge Silicon Radio(CSR)は,台湾のBillionton SystemsがBluetooth対応モデム「BT56R」でCSR社の「BlueCore」技術を採用したと米国時間3月26日に発表した。

 BT56Rは,56kbpsで通信可能なV.90準拠の家庭/SOHO向けモデム。BluetoothでPDAやデスクトップ/ノート・パソコンなどと無線接続し,複数の機器でダイヤルアップ・インターネット接続を共有できる。ATコマンド対応のほか,最高14.4kbpsの通信速度でファシクミリの送受信も行える。

 同モデムは,CSR社の単一LSIを使った設計例「BlueCore V.90 Access」をベースとする。それにより,BT56RはClass 1 Bluetoothで通信でき,通信可能距離は最大100mに達するという。「家庭やSOHOに最適で,IEEE802.11b(Wi-Fi)ネットワークと同等の通信可能距離があるにも関わらず,携帯機器で利用する際の消費電力は非常に少ない」(CSR社)

 なおBT56Rは,OEMブランドを付け,2003年第2四半期に米国で米Cadmus Microより販売する予定。希望小売価格は99ドル。

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