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 米IBMは,2003年第1四半期の決算を米国時間4月14日,発表した。継続事業による売上高は201億ドルで,前年同期の180億ドルと比べて11%(為替差益を含まない場合は4%)増加。継続事業による純利益は14億ドル(希薄化後の1株当たり利益は79セント)で,前年同期の13億ドル(同73セント)と比べて8%増加した。

 継続事業による粗利率は36.0%で,前年同期の36.1%からほぼ横這いとなった。

 IBM社会長兼CEOのSamuel J. Palmisano氏は,「厳しい景気低迷の中,当期も好調な結果を出し,中核事業全体にわたってシェアを伸ばすことができた」と述べた。

 継続事業による売上高を地域別でみた場合,米大陸は86億ドルで前年同期比5%増(為替差損を含まない場合は7%増)。欧州/中東/アフリカは63億ドルで同23%増(為替差益を含まない3%増)。アジア太平洋地域は45億ドルで,同14%増(同5%増)となった。また,OEM収入は6億9000万ドルで,同15%(同16%)減少した。

 メンテナンス事業を含むGlobal Services部門の売上高は,前年同期比24%増(為替差益を含まない場合は15%増)の102億ドル。2002年10月に買収した米PricewaterhouseCoopers(PwC)のコンサルティング部門が成長に貢献した。なお,IBM社が第1四半期に獲得したサービス契約の総額は120億ドルを上まわった。

 継続事業によるハードウエア部門の売上高は前年同期比1%減(為替差益を含まない場合は6%減)の58億ドル。「eServer xSeries」「同pSeries」「同iSeries」の売上高は増加したが,「同zSeries」は新モデルを待つ顧客が購入を延期したことなどにより売り上げが減少した。ディスク・ストレージは,主にハイエンド製品「Shark」の需要が伸びたため,成長した。

 ソフトウエア部門の売上高は前年同期比8%増(為替差益を含まない場合は2%増)で,31億ドルとなった。「WebSphere」ファミリは同14%(同8%)成長し,「DB2」ファミリは同22%(同14%)成長した。しかし,「Tivoli」と「Lotus」ファミリの売上高は減少した。

 Global Financing部門の売上高は7億500万ドルで,前年同期比10%減(為替差益を含まない場合15%減)。Enterprise Investmentsとその他の部門の売上高は2億5400万ドルで,同7%増(同2%減)となった。

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